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2019年12月03日(火)
【受講生紹介_01】丹 良介さん(Pet care salon glan オーナートリマー)
ペットフーディスト養成講座の受講生・修了生をご紹介します。
あなたと同じ悩みや目標を持つ人がいるかも。ぜひご参考くださいね。
【file 01】Pet care salon glan オーナートリマー 丹 良介さん(31歳)
丹さんは、ペット系専門学校の卒業後、大手サロンチェーン店や個人経営サロンでの勤務を経由し、2017年11月に目標であったご自身のサロンをオープンさせた経歴の持ち主です。獣医師の奥様が運営する動物病院を併設し、二人で日々、東京都あきる野市の犬や猫のためにがんばっています。
今回は、丹さんに仕事のこと、ペットフーディスト養成講座を受講した動機や将来の目標などについてお伺いしました。
やりがいがある社長業
■目標だったお店をオープンされて2年が経ちますが、経営者になって思うことなどがあればお聞かせください。
ーとにかく、楽しいです(笑)。トリマーとは違う「やりがい」があります。自分が意思を持ち、決定したことで結果が出る。それが良い結果でも悪い結果でも、やりがいにつながっています。
■それは素晴らしいですね。経営者となると、さまざまな意思決定をしなければいけませんよね。ポリシーみたいなものはありますか?
ー経営者には経営者の、社員には社員の、お客様にはお客様の役割があると思っています。それに沿って意思決定します。
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●経営者の役割:
社員のためにどれだけ働きやすい場所を作るか、が最優先。意思決定が必要なときは、それを決めたことで、みんなが働きやすくなるか、やりがいが増えるかどうかを考える。
●社員の役割:
お客様のことを最優先に考える。
●お客様の役割:
ご自身のパートナーの健康のためにお店に来ていただくこと。お店を気に入っていただけたら、口コミで広げてくださること。
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■なるほど。これがあることで、迷わずにすみますね。経営者である一方、現場に出てトリミングもされているかと思いますが、時間の使い分けはどうされていますか?
ー営業時間内は私もいちトリマーとしてトリミングをしています。なので、どうしても経営者として考えたり、実行したりするのは、営業時間外になりますね。今はその時間をどうやって生み出すかが課題です。
知識をつけて苦手を克服
■一人二役、大変ですね。そんな中、ペットフーディスト養成講座を受講されたわけですが、その背景・思いをお聞かせください。
―今、うちのお店ではトリミングサービスとホテルのみで、物販(商品販売)をしていません。今後、売上を上げるために、物販をやりたいと思っています。そのためには知識が必要。それも私だけでなく、スタッフ全員が同じレベルの知識を持つ必要がある。お店の誰が対応しても同じレベルにすることが大切だと思っています。なので、私が資格を取ったのち、スタッフにも受講してもらおうと思っています。
■それは素晴らしいですね。丹さんの、今後の目標や展望をお聞かせください。
―今はとにかく社長業が面白いです。経営の視点を持つことで、スタッフであるトリマーさんとの向き合い方や価値観も変わりました。でも、それはトリマーとして集中して学び、働いていた時期があったからこそだと思います。しばらくは、経営者としてしっかり勉強しキャリアを積み、もう1店舗増やしたいと思っています。
■では、最後にペットフーディスト養成講座の受講を検討している方や、ともに学びをスタートした受講生のみなさんに、メッセージをお願いします。
―接客が苦手なトリマーさんは多いと思います。実は私も接客は苦手です。
会話が得意な人なら、犬の話だけでなく、さまざまな角度でお客様と会話ができ、信頼関係も構築できる。私にはそれが難しいんです。
だから、それを克服するために「知識」はとても重要だと思っています。会話が苦手な人でも、知識があればそれを軸に会話ができるようになり、日々の仕事が楽しくなると思っています。
一緒にがんばりましょう!
■丹さん、お忙しい中ありがとうございました。
インタビューを終えて
明確な意思やポリシーを持ち、お店を運営されているとても素晴らしい社長さんでした。
犬の飼育頭数が減少する中、ペットサロンの数は増えており、競争が厳しい状況です。そんな中、お客様・スタッフのことを考え、お店として成長されていることに感動しました。
当講座は、テキストをお届けして終了ではなく、受講生のみなさまのお役に立てるよう成長していきたいと思います。
(講座事務局 塔春)