ペットの食事と仕事 豆知識
先日の長期気象予想によると、今年は昨年よりも冬らしい寒さが訪れるそうですね。
犬は、夏の高気温より冬の低気温のほうが体への負担が少ないと言われていますが、季節を意識した食養生を実践することで、より健康的に過ごすことができます。
冬といえば、寒さにより運動不足になりやすく、身体の水分が滞りがちな季節。また、冷えによって胃腸が弱る季節でもあります。「身体を温める」「身体の水分を流す」「胃腸に優しい」といった特徴を持つ、冬におすすめの食材をご紹介します。
1.冬が旬の食材
旬の食材は、他の季節よりも栄養価が高いと言われています。
■白菜:約95%が水分。尿を出しやすくする効果があるといわれています。カルシウムやカリウムはキャベツと同じくらい含みますが、食物繊維は7割程度です。
■レンコン:冬に弱りがちな胃腸の機能を助けるといわれています。加熱して与えましょう。
2.身体を温める食材
■羊肉:お肉の中では、身体を温める作用が強い食材です。冷え性の動物、冷えによる足腰の痛みや体力の低下にも有効です。
3.腎や膀胱を養生する食材
腎や膀胱を養生する「黒い食材」を与えるとよい、と言われています。
■ひじき:血行や水分代謝をスムーズにする効果があり、カルシウム、鉄、カリウム、ヨウ素、食物繊維が豊富。
■黒木耳(くろきくらげ):桑の木に生じるきのこの一種。他のきのこよりカルシウム、リン、鉄、食物繊維が多く、貧血や血液浄化の効果もあるとされています。
■玄米:身体の中の余分な水分を排出する働きがあるといわれています。脂質、ビタミンB1、マグネシウム、リン、食物繊維が豊富です。
ペットフードが主食の場合は、これらの食材をトッピングしてもいいですし、週に1-2度手作り食にしてあげるのもいいですね。おすすめのレシピは、これらをヤギミルクで煮込んだクリームシチューです。ぜひお試しくださいね。
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