修了生の声
「病気の食事の相談対応力」「体調に合わせた食事の調整力」がアップ
永沼 優希子さん【2期生】
お仕事の内容
犬のケアに関するセミナーやアドバイス、お悩み相談対応などのサービス及びデンタルケア用品、ハンドメイドドッグソープ等を販売する「empreinte〜あんぷれあんと〜」を経営しています。
セミナーは、「歯磨き」「メディカルアロマでの未病ケア」「動物経絡温灸」「手作りせっけん」など飼い主様がおこなえるケアをテーマに幅広く実施。お悩み相談は、「トレーナーに聞くほどでもないちょっとしたご相談」「病気のある犬の療養食や、健康な犬のフード相談」と等を行っています。
この仕事で一番初めにスタートしたのが「歯磨きセミナー」でした。
ホリスティックケア・カウンセラーの資格をとったあとに何かペットの仕事をはじめたい、と考えていた頃、獣医師が開催した歯周病対策を学ぶセミナーに参加。セミナーを受けた時、とても大切な情報が一般の飼い主さまには届いていない事に衝撃を受けました。そして世の中の飼い主さまにこの情報を届けたい!と強く感じました。実は我が家の愛猫が元保護猫で、迎えたときから歯周病があり、膿がたまった末に抜歯した経験があったのですが、つらい思いをさせたことをずっと後悔していました。歯磨きは行っていたものの、いつしか歯石がたまってしまっていたためです。あの頃、この情報を知っていれば、と言う思いが「歯磨きセミナー」を始めるきっかけをくれました。
セミナーや相談対応は、以前はリアル開催でしたが、コロナ禍を経て現在はオンライン開催にしています。お客様は愛犬を連れてくるのが大変ですし、自分も愛犬を家に残して出るのは心配なので、オンライン開催は双方のメリットを感じています。
ペットフーディスト資格取得のきっかけ
以前、今の仕事をしながらペットのフードのお悩み相談対応サービスのカウンセラーとしても働いていた頃、「病気のパートナーの食事」に関するお悩みを時々受けることがあり、知識の必要性を感じていました。
もともと愛猫を何頭も見送った経験から、病気時の食事に興味があり、獣医師に聞きながら独学で勉強していました。ですが、相談対応を続けるうちに、さらに知識を増やさなければ追いつかないと感じていたのです。ちょうど最年長の愛犬がシニア期に入り、フードの知識を増やしたいタイミングでもあったため、受講を決意しました。
その仕事では、「病気×食事」のいろんな質問パターンを経験できたことが財産であり、今の仕事にも生きています。
資格を取ってよかったこと、仕事への活かし方
ペットフーディストの知識は、「仕事」「うちの子のケア」のどちらもに活かせています。
仕事では、病気の犬や猫の食事のご相談に、より適切に答えられるようになりました。
また、愛犬に対しては、体調に合わせた食事のケアができるようになりました。例えば軽い嘔吐の場合、病院に行かずとも食事はどうしたらよいのかを判断したり、ドッグフードへのトッピングも「栄養バランスを崩さないように」「今の体調にあわせたものを」などを考慮したり、が可能になりました。
今後の目標
引き続き、デンタルケアの普及に力を入れたいです。食事は健康の基本ですが、口にトラブルがないことが前提だからです。パートナーが歯周病になった飼い主さまは、けっこう大変な状況になってから駆け込んでこられるケースもあります。ですが、歯周病は「予防できる病気」であり、飼い主さまの行動次第。だからこそ、ケアの大切さとその方法を知ってもらえたらと強く感じます。
また、食事相談についても、より気軽にお問合せいただけるよう、工夫していきたいと思っています。
犬や猫が病気になると、飼い主さまはその病気しか見なくなってしまったり、自分を責めたりしがちです。犬や猫たちが笑顔で暮らすためには、一番そばにいる飼い主さまの心も温かくいられるようにしなければなりません。そのことを大切に、「まずは自分を責めずに、これから何をできるのかを一緒に考えましょう」と伝えながら、アドバイスを行っていきたいと思います。
empreinte〜あんぷれあんと〜
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