講師紹介

メッセージ

あたりまえだと感じている多くのことには意味があり、そこからたくさんの恩恵を受けて人も動物も生かされていると感じます。「食べること」や「食べ物」はまさにその一つでしょう。生まれてから死ぬまで、命の質は「何を、どれだけ、どのように食べるか」が重要なカギを握っています。心身が健康な時も、異常を生じたときも、またそこから回復するあらゆる段階でも食べることを欠かすことはありません。

「食べ物とは何なのか？」「なぜ命の質を左右するのか」「どうして体調が悪いときには食べられない食べ物があるのか？」など日ごろからたくさんの「なぜ」に気づいてください。

当たり前のことが重要なことだと気づいたとき、それが栄養学に興味を持ち始める最初の一歩です。そして、基礎知識を学ぶ中でさらになる「なぜ」が生まれ、そのことがより深い知識の探求へと導いてくれることでしょう。さらに、日常を観察する目が加わると、理解した知識は実践的なものへと応用され、大切な家族の健康管理に役立ちます。

家族を守るための知識は自分で培い育てていくものです。このテキストが、受講されるみなさんの知識の泉の土台となり役立つことを心より願っています。