ペットの食事と仕事 豆知識
主食として利用されるペットフードを種類別にみると、ウェットフードの利用割合は
【犬:約8%】【猫:約15%】
と少ないながらも確実なニーズがあります。
『主食』として利用される理由には、
————
◎水分が多いので、消化が苦手・水分不足になりがちなパートナー(愛犬愛猫)に
◎ドライフードの製法に必要なでんぷん質が少なくてすむため穀物系アレルギーの場合に
◎香り立ちがよく食いつきがいいので好き嫌いが多いパートナーに
————
などがあげられます。
主食で気になるのが栄養成分ですが、ウェットフードはドライフードに比べて
————
■カロリーが低い?
■低脂肪?
■タンパク質が少ない?
————
と勘違いされる場合も。
━━━━━━━━━━━━━
その原因が【水分の多さ】です。
━━━━━━━━━━━━━
例えば、ドライフードと比べた場合こんな違いがあります。
—————–
ドライフードA
—————–
粗タンパク質25% 以上
粗脂肪12% 以上
粗灰分7% 以下
粗繊維 8% 以下、
水分10% 以下
323kcal/100g
—————–
ウェットフードB
—————–
粗タンパク質8% 以上
粗脂肪6% 以上
粗灰分1% 以下
粗繊維1% 以下
水分80% 以下
93kcal/100g
AとBで主食選びを迷う場合には、「両方から水分量を差し引いて」乾物量100gあたりに含まれる栄養成分を算出し直し、比較する必要があります。
その計算方法はこちら。
━━━━━━━━━━━━━
【保証分析値%】÷【100-水分%】×100
━━━━━━━━━━━━━
「食いつき」や「イメージ」だけで選びがちなウェットフード。
栄養成分もしっかり確認できるようになりましょう!
ペットフーディスト養成講座では、「ペットフード」について種類別特徴・パッケージ表示の見方・選び方・給与方法・ペットフード安全法などについて詳しく学べます。