ペットの食事と仕事 豆知識
こんにちは。講座事務局の日笠です。
私がペット業界に入った20年前と比べて、腎臓病、心臓病、肝臓病、がんなどの病気にかかるパートナー(愛犬愛猫)は確実に増えています。
私は、食事の知識がまだ浅かった頃、病気のパートナーがいるオーナーさんから「どんな食事を与えたらいいですか?」と質問されることは、正直ストレスでした。
「自分のアドバイスのせいで、 病気が悪化したらどうしよう」
「病気があるなら、獣医さんに相談したら良いのに…」
と思うことも。
でもその一方で、オーナーさんの「パートナーのためにできることを精一杯してあげたい」という気持ちに応えたいという想いもありました。
皆さんはいかがでしょうか?
病気になると、何らかの形で身体の代謝に変化が起きます。
原因は不適切な食事の場合もあれば、年齢、環境、感染症、遺伝までさまざまです。
ただ、病気になっても、食事は生きていくために必要不可欠です。食事はこんな役割を一部、担うことができます。
◆代謝変化を正常化させる食事
◆これ以上負担をかけないようにする食事
◆再発の防止や予防を目的とする食事
ちなみに、獣医師からの指示で選択される「療法食」は、各病態に対応した特別な食事ですが、療法食については、オーナーさまからこんな相談がよく寄せられます。
◎「〇〇病用」の療法食を処方されたのに、あまり食べてくれない。
◎腎臓病用の療法食を処方されているけど、与えてもいいおやつはある?
◎心臓病用の療法食を与えているけど、おやつや薬はどうやってあげれば良いの?
◎腫瘍があることがわかったけど、食事の指示がない場合はどうすれば良いの?
こんなことに悩んでいるオーナーが頼れるプロがいたら安心ですよね。
ペットフーディスト養成講座では、『病気の食事管理』というカリキュラムがあり、療法食を用いた食事管理の方法を学べます。
なお、「食べる」という行為そのものが、パートナーの喜びや生きがいであることも忘れてはいけません。
病気を抱えていたとしても、動物は「今」を受け入れ、「今」を生きています。
そんな彼らにとって「今必要な食事は何か」「今できることは何か」に向き合える食事のプロを目指してみませんか?
ペットフーディスト養成講座では、「病気の食事管理」「食事関連のトラブル(下痢、嘔吐、食べないなど)」「介護期の食事」などについて詳しく学べます。