ペットの食事と仕事 豆知識

わずか4%でいい仕事をする「ミネラル」のお話

ミネラルイメージ

ミネラルとは

ミネラルとは、身体の機能の維持や調節にかかすことのできない栄養素です。
体内に存在するミネラルの量は、体重のたった4%に過ぎないのですが、体内の重要な整理作用を担っている大切な栄養素なんです。

 

体内におけるミネラルの役割

ミネラルの働きは、大きく分けると以下の3つです。ミネラルごとの働きは表のとおりです。

■骨や歯の構成成分
■細胞内外液の主要電解質
■酵素反応の活性化成分

 

各ミネラルの主な働き

ミネラル表

※硫黄:動物性タンパク質主体の食事から充分な硫黄が摂取できるため、AAFCOの栄養プロファイルでは、犬猫で最低許容量の記載はありません。

 

ミネラルの摂取

ミネラルは体内で作り出すことができないため、食事による摂取が必要ですが、ミネラルの摂取で気を付けることは、「過不足」です。不足でも過剰でも不調が出てきます。

 

ミネラルの不足・過剰症と主な供給源

主なミネラルの、不足と過剰による症状と、主な供給源(どんな食べ物から摂取したらよいか)をご紹介します。

 

カルシウム

リン

マグネシウム

カリウム

ナトリウムと塩素

 

ペットフードを主な食事として与えている場合は、基本的にはバランスよく含まれているので、不足よりも過剰が心配です。一方、手作り食ではミネラルのバランスが取れていないことが懸念されます。

 

このように、ミネラルはわずかな量でも、身体にとってはとても重要です。食事内容に応じて、過不足の無いように気をつけましょう。


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