修了生の声
ペットサロンスタッフ様向け「ペットフード勉強会」を開催
ドッグセラピーリラしのぶさん【1期生】
職業/セミナー講師
2020年9月20日、主に山口市でペットフーディストとして活動中の「ドッグセラピーリラ しのぶ」さんが、ペットサロンのスタッフ向けに『ペットフード勉強会』を開催しました。その様子をご紹介します。
「ペットサロンスタッフの方が知りたいこと」を伝えるセミナー
参加したのは、ペットサロン・ドッグカフェ・ドッグラン・物販が併設された総合的なお店のスタッフのみなさん。普段のお仕事では、ペットフード販売の接客や、食事を含めたさまざまなお悩み相談があるようなのですが、扱うサービスが幅広いため、そのさまざまなお悩みにどうアドバイスをしたらいいか悩むこともあるとのことでした。
1時間半の勉強会では、主にドライフードについてレクチャー。ペットフードの種類やそれぞれの特徴、パッケージ情報の見方などを解説したり、各自持参してもらったパートナー(愛犬)に与えているフードの成分表のコピーを見ながら、気づいたことを話し合ったり比較したり、という内容となりました。
また、事前にいただいた質問に回答するコーナーでは、具体的な質問もあり、「愛犬が関節炎なので、それにいい食材や気を付けるべき点が知りたい」「原材料の『加水分解タンパク質』ってなに?」「アレルギーや病気のない犬のフードの選び方は?」「粒の大きさは、ペットフード選びにどう関わるの?」などなど。どの質問も、みなさんの接客相手となる飼い主の方の姿が目に浮かぶものでした。
勉強会で特に印象に残ったのは、「病気のない元気な犬の場合、ペットフードの選択肢が多くて選べない」ということです。そんな飼い主の方からみなさんがよく受ける質問は、「食いつきがいいフードはどれですか?」だそうです。そういう質問を下さる飼い主の方は、食いつきが悪くて悩んでいるのか、実はもっと別の問題があるのか、普段はどうやってフードを選んでいるのか……など、さまざまな疑問がわいてきました。
また、ペットフード選びには、飼い主の方の価値観も大きく影響します。例えば、パートナーの食費に1ヶ月どこまでコストをかけられるかは、家庭によってそれぞれですので、栄養や原材料の質の面だけでのペットフード選びを押し付けることはできません。あらためてペットフード選びの接客の奥深さと、飼い主の方のニーズを知る重要性を感じました。
私自身は、接客ではなくセミナーやワークショップを通して飼い主さんに知ってほしいことを広める仕事をしていますが、今回のセミナーで、改めて「食事」というジャンルに限らず、飼い主の方やわんちゃんの本当の悩みを知り、寄り添い、サポートしていきたいと感じました。
飼い主のニーズを知った上で、食事の知識を広めたい
ペットフーディストになり、これまで身に付けてきた知識に「食事」というジャンルが新たに加わりました。
「講座で学んだ知識を飼い主の方に広めたい」という思いがありますが、そのためには飼い主の方が食事で何に悩み、何を考えているのかを知る必要があります。今回のセミナー開催は、その第一歩として、飼い主の方と接するお仕事の方が知りたいことをヒアリングする、という目的がありました。
食事は範囲がとても広いので、1回のセミナーで何を伝えるか、のテーマ設定にとても悩みましたが、今回はペットフードに絞りました。
ペットの食事系セミナー講師は、手作り食をテーマにしている方を多くお見かけするので、私はペットフードを中心にしてみようかと考えています。コロナの影響で、開催のスタイルも試行錯誤が必要ですが、まずは第二回スタッフ様向け勉強会に向けて、企画を練っていきたいと思います。
ドッグセラピーリラ しのぶさん
現在、主に山口市を中心に活動。カルチャーセンターでのドッグセラピー講座や、ドッグサロンの一角でアロマグッズ作りなどのワークショップを開催中。
ドッグセラピーリラ 公式サイト
【fecebook】facebook.com/dogtherapy.lilas
【Instagram】instagram.com/dogtherapy.lilas/