修了生の声

「ごはんに詳しいペットサロン」という口コミが広がり、お客様が増えました

ペットサロン経営

「ごはんに詳しいペットサロン」という口コミが広がり、お客様が増えました

飯谷 元基さん【5期生】

お仕事の内容

ペットサロン「Dog Salon Tailor」を夫婦で経営しています。
メインサービスはサロンですが、飼い主さま向けのお手入れ教室の開催、フード・おやつ・お手入れグッズなどの商品販売、ドッグホテルも行っています。

 

ペットフーディスト資格取得のきっかけ

きっかけは、以前働いていたペットサロンで、ペットフードに関する知識不足を感じたことです。

そのお店では、シニア犬のご来店が増えてきたことから、店頭で販売するフードのラインナップを見直す話が浮上したのですが、ペットフードの成分を眺めているうちに、「自分にはフードの知識が足りない」と気づいたのです。というのも、愛犬のかかりつけの獣医師が、病気の犬や猫への食事指導もしてくれる方で、通院する方から「先生のアドバイスで愛犬が長生きできました」といったお声を聴くことがあったのですが、自分にはそんな知識はありません。

「どうすればそれが学べるのか?」と調べるうちに、ペットフーディスト養成講座を知り、受講を決意。
講座での学びは、覚えなければいけないことが満載でしたが、分かりやすかったです。仕事ですぐ使える知識もあり、「明日、◎◎で悩んでいると言っていたお客さんが来店するから、アドバイスしてみよう」という感じで、学んだことを実践に使っていきました。

 

 

資格を取ってよかったこと、仕事への活かし方

資格を取ってからは、食事に対する視野が広がりました。
例えば、以前は犬の食事について考えることといえば「ペットフードに余計なものが入っていないか、一番多い成分は何か」くらいでしたが、資格取得後は手作り食への興味が高まり、今では愛犬のごはんはペットフードと手作りのトッピングを半々にしています。ごはんづくりの際は食材事典を手元に置いて、食材の特徴をふまえて選び、調理しています。

さらにはその経験を活かすことで、アドバイスの幅も増えました。例えば、以前はお店で取り扱っているペットフードを売るために知識を持ち、使っていた感じでしたが、今ではその意識が変わり、「フードをどれにするか」ではなく「フードを含めた食事をどうするか」と考えられるようになりました。例えば、「ペットフードを食べない」というお悩みをいただいた場合、フードありきではなく「フードを半分にしてトッピングしてみたら」や「おやつをこうしてみたら」などのアドバイスもできるようになりました。お伝えする内容も「これぐらいの大きさに切るといいですよ」「しじみの汁をだしにして製氷機にストックしておけばいいですよ」など、経験をもとに具体的に伝えています。

また、講座から発行される「ペットフーディストのニュースレター」も活用し、食事に力を入れているお店だとアピールしています。ニュースレターに書かれているテーマは雑談のきっかけになります。例えば「水分不足」がテーマのレターを渡すと、「そうなの、うちの子はなかなか水を飲まなくて…」という会話が始められたりするんです。お店のブログでも食事に関する情報を発信しています。

これらの結果、フードや体質などのご相談を多くいただくようになり、「テイラーさんは、ごはんのことをいろいろ教えてもらえるお店だよ」という口コミが広がって、お客様を増やすことができました。

 

今後の目標

実は今、ありがたいことにサロンのご利用者数が増えたため、新規のご予約を一時ストップし、リピーターさんのみ受付しています。ですので、今必要なのは、リピーターさんの満足度を高めることなんです。

そこで、来月からは初の試みとして、セミナーを開催します。1回目のテーマは当店で力を入れている『食事』を外部講師に実施いただきます。今後、季節にあった内容で定期的に開催していけたらと考えています。

自分が行う食事のアドバイスについては、まだまだ経験を積んで、説得力を高めたいです。経験とは、飼い主さまの相談に自分がアドバイスした結果、どうなったのかを知り、考察すること。「そもそも、アドバイスに従って実行してもらえたのか」「実行の結果、良い変化があったのか」などを振り返らなければ、良いアドバイスだったのかどうかわからないからです。

今、ご来店頂いているお客様は、食事に関心がある方が多いものの、行動を起こせていない方が多いように感じます。そういった方に一歩を踏み出していただけるサポートをしていけたらと思います。

 

Dog Salon Tailor
https://dogsalon-tailor.com

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