修了生の声
切羽詰まった食事の悩みに、安心材料を伝えたい
鈴木 和幸さん【5期生】
職業 / ペットショップ勤務
開業のきっかけは「犬を迎えたあとの長い生活に関わりたい」
現在、ペットフードなどの食べ物、服などのペットグッズを販売するお店「DOG FUN」を家族2人で経営しています。生態販売やトリミングサービスはありませんが、無料のドッグランを開放しています。
開業したのは今から15年前。それまで生態販売を行う大型ペットショップで、フロアの統括者として働いていました。そこで感じていたもどかしさは、子犬と暮らし始めた後の、飼い主様の長い生活にお付き合いできないこと。先ずは生体管理、そして販売と学ぶことも多かったですが慌ただしい日々で、飼い主様にゆっくりと犬についてのお話ができない毎日でした。「子犬が家族になった後の生活に関わりたい」という気持ちが高まり、満を持して自分のお店を持ちました。
食事で悩む飼い主さんのために。「経験から得た知識」の確証が欲しい
ペットフーディスト養成講座を受講したのは、「お客様から受ける相談の7割が食事関係」という経験からでした。中でも多いのは「食べない」「太っている」「アレルギー」などです。
これまで、ご相談に対して自分なりに調べ、対応してきましたが、今持っている知識や対応が正しいかどうかの確証が欲しくなったこと、また知識がある証として資格を得たいと思ったのです。
「しつけのお悩み」はご相談としては多いですが、「飼い主様の生活環境によって」は悩みとなったり、そうでない場合もあったりもします。
一方で、「食事のお悩み」は切羽詰まっている場合が多いです。
たとえば「食べない」お悩みの場合。ある飼い主様が動物病院で相談したところ、病院側は診断のついでに回答する形で、またアドバイスの内容も「2−3日は食べなくても大丈夫ですよ」だったそうです。ですが、食事は毎日のことですから、もう次の食事の時間がやってきてしまう。当人としては「こんなに食べなくて大丈夫なの?」と不安ですし、ストレスですよね。私としては安心していただける材料があればお伝えしたい、と感じていたお悩みジャンルでした。
受講してみて、「栄養学」を改めて詳しく勉強でき、知識をつけられたことは大きかったです。まだカロリー計算は難しいなと感じますが・・・
また、これまでの経験から持っていた知識のいくつかが、正しい知識だとわかったことも収穫でした。
今後の目標
27年と永くペットの業界でお仕事をさせて頂いていますので、これまでの経験とペットフーディストとしての知識を高めて、いずれは教室やイベントなどができる講師レベルを目指したいですね。そのためには、栄養学をもっと勉強したいのと、やっぱりお客様の日々の会話が、経験、学びになるのでこれまで以上に意識してもっと知見を増やしたいと思っています。